京都御所一般公開

期間限定の京都観光

秋の京都御所一般公開に行ってきました。

長年京都に住んでいるのですが、地元に住んでいるといつでも行けると思って、

結局行かないものですね。

とても有名な観光スポットや名所旧跡でも、行ったことないところいっぱいあります。

 

 

京都御所は、1年に2回、春と秋に一般公開をされています。

参観については、通常事前の申し込みが必要なのですが、

春と秋の一般公開の際は、事前申し込みが不要となっています。

 

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また一般公開の料金は、無料となっています。

今年の春の一般公開は、2014年4月9日(水)~13日(日)の5日間でしたが、

秋の一般公開は、平成26年10月30日(木)〜11月5日(水)までの7日間です。

開門時間は、朝9時からです。

 

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私は、3連休の中日の11月2日(日)に行ってきました。

8時30分に宜秋門の前に到着しましたが、

すでに200名くらいの方が並んで待ておられました。

 

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そのころは、まだ混雑していなかったのですが、それから開門までの30分間に、

みるみる人が増えてきました。

おそらく開門時間には、500名以上の方が待ってられたように思います。

上の写真と15分違いでこの状態です。

 

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当日は曇りで雨の心配も多少あったので、混雑具合は予想していたほどではありませんでしたが、

門を入ってすぐの「御車寄」や「諸大夫の間」あたりまでは、少々混雑していましたが、

 

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少し進んでと「新御車寄」の牛車が展示されているところまで来ると、

売店もある、少し広いスペースになっていたので、割とゆったりと参観できました。

 

 

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この売店では、御所限定のお土産品が売られていました。

「菊のご紋入り」のものは、御所の外では販売してはいけないそうです。

宮脇さんお扇子にも、金の菊の御紋がはいっています。

 

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したがって、お菓子も一般公開の期間限定のお菓子ということになります。

おそらく昔でいう「宮内庁御用達」の老舗だけが、御所の中での販売を

許されているのではないかと推察されます。

 

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私も買いましたが、やはり菊ご紋入りとなると、少々おそれ多い感じがして、

背筋を伸ばしていただきました(笑)

京都に住んでいても、希少なお品でかなり珍しいと感じたので、

おみやげにすると、絶対喜ばれそうですね。

 

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昭和天皇のこんなカレンダーもありました。

もちろん来年平成27年のものです。

皇室ご一家カレンダー、昭和天皇と今上天皇の2種類あります。

 

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私が印象に残ったのは、やはり「建礼門」と「紫宸殿」です。

建礼門は、紫宸殿の玉座の正面にある門で、

ここから朱雀大路から羅城門に向けて一直線に大路が伸びていきます。

 

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この門からの風景は、天皇をはじめ皇族、公家にしか見ることのできない

風景だと思うと、少々緊張感があります。

 

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そして紫宸殿は、本来天皇の私的な在所なのだそうですが、

大内裏の大極殿が焼亡と再建を繰り返し衰亡したため、

朝廷の儀式の中心は、この紫宸殿に移っていったそうです。

 

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紫宸殿前の「南庭」には有名な「左近の桜」と「右近の橘」があります。

紫宸殿に向かって、右が「左近の桜」(写真奥)、左が「右近の橘」(写真手前)です。

左右逆のように感じられるかもしれませんが、これは天皇から見ての左右です。

 

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京都の街には、朱雀大路を挟んで右京と左京がありましたが、

これは、中国のしきたりの「天子は南面す」に関係していると思われます。

長安や洛陽では、宮殿は南向きに造られていたそうで、

平安京もこれに倣って、大内裏を南に向けて造ったのだと考えられています。

したがって現在でも、地図の右が左京区、左が右京区になっています。

 

一般人が見られない、南庭の朱色の門と建礼門を通して見る風景です。

 

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参観順路には、「お急ぎの方はこちら→」と紫宸殿をスルーするコースも

提示されていますが、時間がなくても、ここだけは感じておきたいスポットなので、

絶対にスルーしてはダメですよ。

 

 

清所門から退出するころには、この程度の人通りになってしまています。

やっぱり広いのですね。

 

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朝一番から並ぶのもいいですが、

美術館や博物館のように、開門から1時間程度ずらすと、

逆にあまり混雑しないかものしれませんね。

 

開門前には行列ができていた宜秋門前もこの程度です。

 

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清所門を出て、中立売御門までの間には、

お茶席やお土産物屋さん、軽食が取れる休憩所がありました。

 

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また、バスとマイカーの駐車場もここにあります。

 

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タクシー乗り場は、もう一つ南側の蛤御門にあります。

 

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一般公開の期間は混雑するので、京都御所へのアクセスは、地下鉄利用をお勧めします。

地下鉄の丸太町駅と今出川駅の間に京都御所はありますが、

一般公開の参観は、今出川駅からのほうが近いです。

 

この間は、地下鉄の駅と駅の距離がかなり長い区間なので、

アクセスをまちがって、丸太町駅で降りると、1.5倍から2倍長く歩くことになりますよ。

 

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今出川駅は、同志社大学の今出川キャンパスの目の前にありますね。

そこから、烏丸通りを “下がります” 。

南進するということです。

 

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10分くらいで中立売御門 → 宜秋門 へ到着できます。

御苑内の桜などは紅葉してましたが、残念ながらこの時期、モミジはの紅葉はまだですね。

 

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