下鴨神社へお参りに行ってきました。
下鴨神社は上賀茂神社とともに賀茂神社両社の祭りである葵祭で有名な神社です。平安時代には未婚の皇女が祭りの前に鴨川で身を清めていたそうですが、現在では上賀茂神社と下鴨神社で毎年交互に斎王代による「禊の儀」が行われています。
長年京都に住んでいながら、はじめてのお参りでした。行ってみて驚いたのは、本殿への参道の長さです。駐車場をでて鳥居をくぐると、糺の森(ただすのもり)の中をおよそ400mもの間、一直線に本殿へと続いているのです。
糺の森というのは、高野川と賀茂川が合流する地点に発達した原生林で、東京ドームの3倍となる12万4千平方メートルもの広さがあります。しかし、平安京が置かれた時代には、約495万平方メートルもの広大な森だったそうです。
入り口には「世界遺産」の大きな石碑があります。
今日は、毎年恒例の「古本市」が行われていました。
ここは5月3日には葵祭の前儀として流鏑馬が行われる馬場となります。
蒸し暑い中、ようやく本殿へとたどり着きました。早足で歩いたので汗が吹き出てきました。
右手にある手水舎で手を清めます。湧き水なのか水が驚くほど冷たかったです。
鳥居の脇には、国歌「君が代」に歌われる「さざれ石」がありました。
こんな岩のことをいうんですね。
いよいよ境内へ
ご神祭は、西殿に賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)
東殿に 玉依媛命(たまよりひめのみこと)
ご神徳は、
世界平和、五穀豊穣、殖産興業、身体病難解除。
さらに導びきの神、勝利の神、方除、厄除け、入学、就職の試験などの合格、交通、旅行、操業の安全。
婦道の守護神として縁結び、安産、育児。
多くのご神徳があります。
女性に人気は縁結び。
末社の相生社には、独特の参拝作法があるそうです。
手前の小さな鳥居の奥には、連理の賢木(れんりのさかき)という2本の木が途中で1本に結ばれている木があります。これは「京の七不思議」のひとつにも数えられているそうです。たしかに縁結びの象徴ですね。
そしてようやく本殿へ辿りつきました。
楼門をくぐると正面には舞殿。
左手には神楽殿。
そして中門の奥には本殿があります。
本殿です。他の神社とは造りが異なります。
本殿前には、言社といって十二支の干支を護る神さまがおられる7つのお社があります。
本殿を出て左手へ進むと、御手洗池があります。ここは斎王代が「禊の儀」を行う場所として有名です。そしてその前には、御手洗社があります。ここは土用には「足つけ神事」がおこなわれます。
たしか「足つけ神事」では、この橋の下もくぐるんでしたよね。
御手洗池の手前の御手洗川の橋の手前のこの石。
きっとパワースポットじゃないでしょうか。。。
帰りは、本殿西側から出ると、すぐに市バスのバス停「下鴨神社前」があります。
あの長い参道が苦手な方はこちらから。
それからこちらの西参道に参拝者用駐車場がありますよ。
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