祇園祭2014

京都の三大祭

京都の夏というと祇園祭ですね。
小さい頃は、呉服問屋が立ち並ぶ四条室町界隈のにある親戚の家へ行くのが楽しみでした。夜店が立ち並び鉾や山から流れるお囃子が聞こえてきて、なんともワクワクしたのを覚えています。

祇園祭宵々山

 

親戚の一家は囃子方としても祇園祭に参加していて、おやじさんが太鼓、息子さんが笛をされてました。もちろんお祭り期間中は鉾町お揃いの浴衣で、とてもカッコよく見えたものです。私の小さいころは、もうすでに鉾の巡行は毎年7月17日にすべての鉾と山が巡行するようになっていましたが、それより以前の昭和40年までは前祭と後祭に分けて実施されていたそうです。2回に分けていた巡行を1回にまとめた理由は、渋滞の緩和や観光振興のためだとか。

そんな祇園祭ですが、今年2014年からは巡行の形式が変わります。 といか元に戻るそうです。

巡行が2回にわかれていたのには理由があります。
八坂神社のお祭りである祇園祭の巡行は、神輿が渡御する神幸祭と還幸祭の露払いとされています。したがって、いつのころからか「本来の祭りの姿に戻すべきだ」との意見が出てくるようになり議論が重ねられてきました。その結果、今年から昔ながらの祭りの姿に戻ることとなりました。

 

というわけで、先祭りと後祭りに分かれることに。。。

 

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これは今までと一緒。

 

そしてこれが後祭りの巡行経路!

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先祭りの先頭が「くじ取らず」の長刀鉾ときまっているように、後祭りも先頭と殿は「くじ取らず」で決まっています。先頭が北観音山で、しんがりは南観音山です。

長刀鉾・函谷鉾・放下鉾・岩戸山・船鉾,北観音山・橋弁慶山・南観音山がくじ取らずの山鉾ですが、こちらにある岩戸山、北観音山、南観音山は「山」となっていますが、大型の曳山で囃子方が乗り込みお囃子が奏でられます。

これらの曳山と鉾の違いは、鉾頭(ほこがしら)の装飾品の違いや有無で区別できます。「山」はそれぞれ神様が祀られています。火の用心の神様であったり、安産の神様であったり、恋愛の神様だったりします。神様は山に宿ると考えられているので、「山」には必ず「木」が建てられているということです。

一方「鉾」とは「盾と矛」の「矛」のことで、都に流行した疫病の原因とされていた怨霊退治のためのものでした。なので、鉾の鉾頭には金属製のお飾りがついています。

ちょっとした祇園祭の “うんちく” でした (*^_^*)

 

 

 

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